自己肯定感とは何か?
「自己肯定感」とは、その名の通り「自己」を「肯定」する感情のことです。
実用日本語表現辞典には次のようにあります。
自己肯定感とは、自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉。
この自己肯定感は、物事に取り組む意欲(モチベーション)や幸せにも大きな影響を与えるとのこと。
自己肯定感とは自分に対する判断や評価
自己肯定感とは自分をどれぐらい肯定的に思っているか、また否定的に思っているかという、
自分の能力や可能性、また存在そのものに対する判断や評価のこと。
この自己肯定感が高いと、お金や健康、美容やパートナーシップといった人生にとってすごく大事な側面でいい影響を与えてくれます。
夫婦応援プロジェクトでは、自己肯定感が高い女性といる男性はぐんぐん成長していきます。
逆に自己肯定感が低いと、周りの男性や人間関係をさげてしまうし、パートナーシップや仕事、
家族関係においてもトラブルやいざこざが発生したり、精神的に不安の日々を過ごしたりして、
幸せを建設的に積み上げるということが難しくなります。
「自己肯定感」とその他の言葉の違いは?
自分に対する捉え方でもある自己肯定感と似た意味をもつ言葉には、
「自己イメージ」「自己重要感」「自己有能感」「自尊心」というのがあります。
いずれも自分に対する捉え方のことですが、この記事で取り扱っている「自己肯定感」という言葉の意味には、それらとは異なる意味がもう一つあります。
「肯定的な側面、そして否定的な側面も含めて、ありのままの今の自分を受け入れている」
つまり、自分を認める・自分を好きになるということは、ありのままの自分を認めるということなのだ。
日本人は国際的にみても自己肯定感が低い特徴がある(文部科学省)
「子ども・若者白書」自己肯定感(文部科学省資料より)
日本人の自己肯定感の低さが国際的にみて低いことが、文部科学省等でここ何年か課題に挙げられています。
2013年度の「子ども・若者白書」によると、「自分自身に満足している」と回答した若者(満13~29歳)
の割合が統計対象の7ヶ国(日本・韓国・アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・スウェーデン)
の中で最も低い45.8%であることが明らかになっている。
次に低い韓国の割合が71.5%ですので、日本が突出してその割合が低いことが伺える。
このように日本人は、国際的にみても自己肯定感が低い傾向にある。
とはいえ、自己肯定感はあくまで心の感覚、感じ方だ。正確にその量を知ることはできない。
どうしてもぼやけた印象になってしまう。
次の章では、自己肯定感が高い人と低い人では、行動や感じ方に、どのような違いがあるのか。
具体例を紹介していきます。
自己肯定感の高い・低いの見極め方
自己肯定感の高い人と低い人の、ほめられた時と怒られた時の反応の違いを見てみます。
自己肯定感は、自分に対する評価や判断なので、以下のほめられた時や怒られた時など他の人から評価された時に自分の反応で判断するといい。
ほめられた時の反応
(1)自己肯定感が高い人
- 素直によろこぶ
- 相手に感謝する
(2)自己肯定感が低い人
- 受け取ることができない
- 嫌味だと感じる
- 何か裏があるのでは?と感じる
怒られた時の反応
(1)自己肯定感が高い人
- あまり落ち込まない
- 自分のミスを素直に認める
- より自分を高めるための意見として歓迎する
- そもそも怒るという人が少なくなってくる
(2)自己肯定感が低い人
- 必要以上に落ち込む
- ミスは許されないと完璧主義になる
- 逆に怒ってしまう
- 拒絶してしまう
自己肯定感を高めれば人生が豊かになる
自己肯定感を高めることは、人とのコミュニケーションにおいて多くの問題を解決してくれます。
自分の精神的な安定だけでなく、現実も変わっていく。思考が目の前の現実を作っているからですね。
自己肯定感は私たちの行動や能力、また縁や運といったものにも大きな影響を与える人生の鍵にもなります。
まずは今の自分に気づき、認識することから始めてみましょう。
良いも悪いも含めてあなたの現状を受け入れ、ポジティブな自己肯定感を形成して行きましょう!