フランチャイズオーナーが失敗する5つの原因
こんにちは!
フランチャイズオーナーズラボの小山です。
今回の記事では、フランチャイズオーナーがどんな原因で失敗するのかを見ていきます。
私の周りのフランチャイズオーナーで本人の意思に反して辞めざるを得なくなったオーナーの話をしていきます。
フランチャイズ加盟をする前に失敗する原因を潰しておき、成功確率を高めた上でフランチャイズオーナーになりましょう。
それでは失敗する原因を5つご紹介します。
他力本願マインド
これ、案外フランチャイズオーナーにありがちが考え方です。
「加盟金払ったし、あとは本部の人たちが手を貸してくれるだろう」
「売り上げが落ちて経営が厳しくなったら本部がなんとかしてくれるだろう」
「人手不足で厳しいけど、いざとなったら本部からヘルプできてくれるだろう」
サボりがちだったサラリーマンは特に要注意!本部に頼ること前提の店舗経営がうまくいくはずがありません。
事業運営は、常にいい状態であるわけではなくあらゆる問題や困難が降りかかります。
その都度、壁を乗り越える覚悟で問題解決に挑まなければ、一向に良くなることはありません。
初めは小さな歪みでも、一度「まぁいいや」と妥協してしまうとズルズル行ってしまうこともあリます。
売上が落ちてしまった時に、危機感を覚えて販促活動に力を入れられればいいですが、「自分の収入が少し減るくらいだから」と妥協すると徐々に売上が落ちていきます。
人手不足に陥った時に、すぐに大金をはたいて求人募集ができればいいですが、「自分が働けばいいや」と問題を後回しにしていると、急な出来事に対応できずスタッフに負担をかけます。
嫌になってさらにスタッフが辞めてしまう原因にもなりかねません。
従業員の態度が悪く、お客さんに不愉快な思いをさせたままでいると、噂が広まりリピーターがつかなくなって見えないところで売上が落ちる可能性もあります。
こうした問題は、全てオーナーが引き起こしている問題であり、スタッフのせいでも本部のせいでもありません。
起こった問題は、オーナー自ら解決に乗り出して良い方向へ導く!という強い覚悟で臨みましょう。
見返りを求めるマインド
人生をより良くしていくにあたり弊害となるのは、見返りを求めるマインドです。
フランチャイズオーナーのみならず、全人類共通の害悪マインドと言っても過言ではありません。
仕事上の人間関係、交友関係、男女の関係などあらゆる人間関係を崩壊させてしまうほどの影響があります。
「人蕩し術(ひとたらし術)」無能 唱元(著)(日本経営合理化協会出版)によると、「魅(み)は与(よ)によって生じ、求(ぐ)によって滅す」とあります。
この言葉の意味は、人の魅力は与えることによって発生して、見返りを求めることによって消滅するということです。
フランチャイズオーナーを目指すなら意識しておかないと痛い目に遭う確率が高くなってしまうマイナスなマインドです。
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あなたに置き換えて考えてみてください。
上司が、「俺が食事会開いてまでお前を指導してやったんだからたまにはサービス残業しろよ」って言ってきたらどうでしょうか。
会社が、「コロナで売上が大幅に減少しても給料維持してやってんだから休日出勤しろよ」って言ってきたらどうでしょうか。
こんな会社で働きたくないと思う人がほとんどでしょう。
オーナーであるあなたはバイトスタッフや従業員に対してこのような態度をとると人手不足に追い込まれてしまいます。
人を採用するにもお金がかかっていますから経営にも大きなダメージです。
また、フランチャイズ本部に対しても同じことです。
本部に対して、「高額な加盟金払ってんだから、もうちょっとサポートしてくれませんかね?」みたいな態度を取ってしまうと・・・言うまでもありませんよね。
本部も感情を持った人間なので、あなたが応援したくないオーナーである限り本部の担当者も力になってくれません。
人を不愉快にさせる「見返りマインド」は今のうちから治していきましょう。
従業員への価値観の押し付け
価値観は人それぞれ違います。
フランチャイズオーナー同士の価値観は、共通した部分が多いですが、社員、アルバイト、パートスタッフでは大きく違ってきます。
オーナー自身は、大きな金額を投資して人生をかけて勝負し、仕事に取り組んでいるかもしれません、
ですが、オーナーが経営している店舗を「ただのお小遣い稼ぎの場」としか認識していないスタッフも中にはいます。
そのような意識が低い人たちを更生させようとあなたの価値観を押し付けて指導してもトラブルを招くだけです。
意識が低い人たちでもオーナーの接し方次第では改善される場合もあります。
・目的や理由を説明すれば理解して動ける人
・声をかけて思いやりを持って接すれば頑張ろうと思ってくれる人
・教育ではなく、お願いするスタンスで頼めば動いてくれる人
・ミスを一緒にフォローすれば心に響いて一生懸命取り組む人
・能動的には動けないけど尻を叩けば動ける人
様々な価値観を持った人たち、様々な境遇で育った人たち、現状の生活が苦しい人たち、いろんな人が働きます。
個別に話をして、スタッフの価値観や優先順位、境遇、プライベートなど、普段の会話の中からスタッフを理解してくことは非常に大切です。
どんな言葉や態度、姿勢が相手に響くかは様々ですし、何がきっかけで感情的になってしまうかはわかりません。
サラリーマンとして上司の悪口を言う立場から、今度は上司として店舗スタッフを導いていく役割を担うことになります。
あなたの言動1つで、職場の雰囲気がガラッと変わるくらいの影響力を持つことになります。
フランチャイズ本部にとって、店舗経営にとって、オーナーの方針にとっていい方向へ導けるようにしましょう。
金銭感覚の崩壊
会社に所属しているときは、あなたの権限で会社のお金を使うことはできなかったかもしれませんが、オーナーになればあなたの権限でお金が使えます。
経費で落とせるかどうかは別として、事業用銀行口座に入ってきたお金は使うことができてしまいます。
売上金は諸経費や仕入れ金額、人件費などを引く前の金額です。
数百万、数千万単位で毎月大きな金額が入ってきます。
それを「自分のお金がこんなにもたくさんある!」と勘違いし浪費を覚えてしまい、本部への納金を怠り、加盟契約を解除させられてしまうケースも多くあります。
よほどのことがない限り、フランチャイズに加盟して生活が破綻してしまうことはありません。
大半はオーナーの自制心の無さによる金銭感覚の崩壊が原因です。
会社員では考えられなかった給料の何十倍の金額を扱うわけですから舞い上がってしまうのも無理はありません。
業務的な訓練に加えて、精神的にも訓練が必要なんです。
もしどうしてもお金に対する自制心を養うことができないのであれば、お金を管理できる配偶者に任せるというのも有効な方法です。
実際に奥さんが経理担当を担うことで金銭を管理してる事業者は大勢います。
自分自身のルーズさで、人生をかけた大勝負を台無しにすることのないようにしましょう。
本部の規定に違反する
本部の規定をきちんと理解しておらず無断でやってしまって違反に繋がり、加盟契約解除に至るというケースもザラにあります。
・規定の販売圏を超えて販売活動をしてしまった
・人手不足を解消するために業務委託契約を結んでしまった
・副業禁止なのに他の副業に取り組んでしまった
・経営が厳しいという理由で本部への納金を怠ってしまった
・公正取引委員会に引っかかってしまう広告宣伝をしてしまった
など、様々な違反項目があります。
契約書をきちんと読んで取り組むか、わからない場合は本部の担当者にしっかりと確認をしてから取り組むようにしましょう。
店舗経営のため、従業員を守るため、家族を守るためにやったことだとしても、問答無用で契約解除に至ることもあります。
知らなかったでは済まされないのが事業主たるものの宿命です。
オーナーとしてやるからには経営者という自覚を持って店舗経営に取り組みましょう。
いかがでしたでしょうか?
フランチャイズに加盟するということは、これからの人生をかけた大一番です。
投資する金額も大きいので、成功よりもまずは失敗するリスクを減らすことに専念しましょう。
しっかりと失敗する原因を把握して対策をとっていれば未然に防ぐことができたのに、知らなかっただけで人生を棒に振ってしまっては元の子もありません。
失敗する原因の代表例をあげましたが、この他にもフランチャイズで失敗する原因はあります。
知識も精神的な側面も十分に準備してから加盟契約を結びましょう。
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