金持ちフリーランス 貧乏サラリーマン【要約・まとめ】
こんにちは!
フランチャイズオーナーズラボの小山です。
ビジネス系YouTuberのやまもとりゅうけんさんが執筆された新刊が出版されました。
ビジネス系YouTuberやまもとりゅうけんさん
新卒で東証一部上場企業にプログラマーとして就職したのち、27歳でフリーランスエンジニアとして独立し、サイバーエージェント大阪支店等に勤務。
2017年、オンラインサロン「人生逃げ切りサロン」を開設し、3年間で参加者5500人超まで拡大。
「ビジネスYouTuber」としても活躍。チャンネル登録者数は2020年現在約10万人を誇ります。
私たちは資本主義の世界で生きています。
今後も貧富の差は拡大し続け、お金持ちはどんどんお金持ちになり、貧乏人はどんどん貧乏人になる。
これはフランス経済学者のトマ・ピケティによって予測されている事実でもあります。
資本主義の世界で悠々といき続ける方法は1つしかありません。お金持ちになることです。
そして本書は、「お金持ち」になるための考え方と方法論を身につけられる一冊となっています。
貧乏サラリーマンとは・・・
それは、日本人の一般的な働き方であるサラリーマン、会社員こそが、もっとも貧乏人に成り下がりやすい働き方だということです。
サラリーマンが稼げないのは、サボったり怠けている「使えない社員」の給料を「使える社員」がまかなっているからです。
りゅうけんさん自身も、エンジニアとして会社員をやっている時は、月収手取りで17万円。
安すぎる給料に先が見えなくなり、フリーランスとして独立。すると一気に収入は3倍になりました。つまり、3分の2を搾取されていたんです。
会社という仕組みは、金持ちにとって非常に効率的、かつ合理的なシステムですが、個人の働き方や個人の人生には最適ではありません。
会社はあなたの人生や働き方など考えてはくれませんので、自分自身で決めるしかないんです。
本書は、「お金持ちになるためのエッセンス」を知っていただき、お金持ちから搾取され続ける人生から脱却するための本です。
本書の重要なポイントを3つにまとめました。
① サラリーマンは最も理不尽な業務形態
② 誰も言わないお金持ちの仕組み
③ 貯金ではなく蓄財に力を注ぐ
今回は1つ目のポイント「サラリーマンは最も理不尽な業務形態」を見てみましょう。
① サラリーマンは最も理不尽な業務形態 
理不尽ではあるもののサラリーマンのメリットは非常に大きいのも事実です。
それは、会社が今まで積み上げてきた看板をフルに使えるという点。
日本はまだまだサラリーマン信仰が根強いので、「会社に勤めている」というだけでもある程度の信頼を得ることができます。
そしてさらに、日本のサラリーマンは労働基準法でガチガチに守られているので、犯罪でも起こさない限りどんなに仕事ができなくてもクビにはなりません。
つまり、会社で頑張る気が無く、言われたことだけをやり、「あいつは仕事ができない」と陰口を叩かれても気にせず、会社にぶら下がる気満々の人にとっては、もはやパラダイスなわけです。
メリットを受け取れるサラリーマンは?
サラリーマンがメリットを享受できるのは、2パターンしかありません。
先ほども紹介した通り、会社にぶら下がり頑張る気がない「超下位層のサラリーマン」か、決裁権を持ち会社のお金や人材を動かせる「超上位層のサラリーマン」のどちらかです。
世の中の大多数である中堅サラリーマンは、超下位層の使えないサラリーマンの仕事をカバーしながら、会社のシステムに搾取され続けることになります。
大半のサラリーマンは、様々な理不尽を飲み込み頑張っているのに、サラリーマンであることのメリットを十分に享受できていないんです。
悲しいことですがこれは事実です。
向上心あるサラリーマンは損?
この記事を見ているあなたは、数あるブログの中でも、ビジネスに関する当サイトの記事を見ているので人並み以上に向上心を持っています。
つまり、あなたはメリットを十分に享受できていない中堅のサラリーマンです。
中堅サラリーマンがメリットを享受するには、超上位層のサラリーマンを目指すしかありませんが、零細企業ならまだしも中小企業、大企業で目指すとなると至難の業です。
同期のライバルとの競争に勝ったとしてもその上には先輩がいます。
上が詰まっていてポストが空かない。まさに期待値の低い過当競争です。
ここまでいうと、サラリーマンは「安定しているからメリットが大きい」と考える人も出てくるでしょう。
果たしてそうでしょうか?
サラリーマンは本当に安定しているの?
日本のサラリーマンの平均年収は、安定的に定期収入は入ってきますが、緩やかに下がっています。
主要先進国の中でこのように平均給与が上昇していないのは日本だけです。
家賃補助や家族手当といったサラリーマン特有の福利厚生もカットされ続けています。
特に現在では、旅行業界、飲食業界は壊滅的なダメージを受けています。
会社が潰れるか否かの瀬戸際に立たされるような緊急事態が起こった場合に、路頭に迷う結果になることも十分に考えられます。
果たしてサラリーマンは安定しているのでしょうか。
今こそ何の疑問もなく選んできたサラリーマンという働き方を見つめ直し、お金についてシビアに考え、新たな働き方を考える時にきています。
サラリーマンが低収入な理由
サラリーマンが稼げない原因は他にもあります。
搾取されて給与を低く抑えられていることも1つですが、勤務時間外にかかる経費が認められていないことです。
経費が認められないということは、税金を多く引かれることにつながります。
仕事に一生懸命な人であればあるほど、電気代やカフェで作業した場合の飲食代、時間外で積極的に働けば働くほどお金は財布から出ていきます。
スーツやネクタイ、カバン、靴なども同様で、仕事にしか使わないものであるにも関わらず、ほとんどは自腹で買わざるを得ません。
フリーランスは税金面でも優遇されている
一方で、フリーランスはどうでしょうか?
個人事業主として働くことができるので、サラリーマンでは経費申請できない水道光熱費、スーツ、靴、カバン、ネクタイなど仕事でしか使わないものは経費として確定申告し、所得税や住民税の軽減につながります。
副業をしていない純正サラリーマンと、副業サラリーマンやフリーランスには、キャッシュフローに大きな違いが出てくるんです。
年収で見てみると、サラリーマンの平均年収は441万円。
フリーランスエンジニア専門エージェント「レバテックフリーランス」に登録して稼働しているフリーランスエンジニアは平均年収862万円。
ざっと比べても400万円以上の開きがあり、経費として計上できる幅が大きくなるので、税金を軽減できて、純正サラリーマンよりもキャッシュフローが格段に良くなる。
というわけです。
ただし、いきなりサラリーマンを辞めてフリーランスになるのはオススメできません。
サラリーマンをやりながら副業を始めてちょっとずつ収入を増やし、理不尽に取られていく税金をちょっとずつ減らしてみるというところから考えてみてもいいのではないでしょうか。
副業サラリーマンとして働き、節税メリットを享受できれば、サラリーマンとして働くデメリットを強く体感することができ、価値観も変わってくるかもしれません。
サラリーマンの恐ろしいデメリット
そしてさらに、サラリーマンの恐ろしいデメリットとしては、会社という狭い世界で満足させられてしまうこと。
同じような人と、同じような場所で、同じような日々を過ごすうちに、いつの間にかその日常が世界の全てであるかのように錯覚してしまいます。
限定的なコミュニティーで生きているうちに、いつの間にか、世の中から大きく取り残される恐れがあります。
実際にりゅうけんさんが新卒で入社した会社は中途採用を一切しておらず、新入社員は新卒に限られていました。
社員は全員他の会社で働いたことがない人間で固められていたので、必然的に「社員とはこういうものだ」
「他の会社もきっとこんな感じだろう」と洗脳されやすくなります。
これが会社の経営陣、つまりお金持ちの大きな狙いだったんです。
中途入社の社員がいると、「給与が異常に低い」「労働時間が長い」「上司からの圧力が異様に強い」という話を他の社員に話してしまいます。
経営陣にとってみれば、「洗脳しやすい集団」の出来上がりです。
プライベートで社外の人と話せば嫌でも自分の会社のヤバさに気づけますが、長時間労働に加えて土日は疲れて寝てしまう。
これでは職場の同僚と飲みにいくくらいのコミュニケーションになってしまいます。
決して普通ではない環境でもその環境でのコミュニケーションでしか生きていないと何となく成り立っている感覚になります。
井の中の蛙となってしまい、世の中から著しくずれていたとしても気づかなくなってしまいます。
これが会社組織の怖さなんです。
りゅうけんさんの弟さんのエピソード
ここでりゅうけんさんの弟さんの会社でのエピソードをご紹介します。
りゅうけんさんの弟さんはサラリーマンをされていますが、会社で副業が解禁されました。
弟さんはすでに会社に内緒で動画編集チームのディレクションや、有料コンテンツをnoteで販売したりと副業を始めていました。
周りがどんな副業をやるのか聞いて回ったところ、「終業後に牛丼屋でバイトかなぁ」「近所のコンビニでバイトやるよ。深夜は時給が高いし。」といったものばかり。
今では副業は国が率先して推進していて、オールドメディアでも副業特集が組まれる時代です。
弟さんの会社の同僚たちは、副業とは、「実店舗でのアルバイト」くらいにしか想像が及ばないんです。
これこそが狭いコミュニティーで生きている弊害といっても過言ではありません。
いかがでしたでしょうか?
私が新卒で入社した会社は、「お前が入ったら社会保険完備してやる」と社長に言われて入社したにも関わらず3年間なかったことにされていました。
年間休日5日間、一日14時間労働でも「将来独立志望ならこれが普通かな」と思い、会社にとって都合のいいように洗脳されていました。
「同年代の中ではお前、給料いい方だな!」と言われて満足していましたが、時給換算したら600円でした。
社外の人と付き合う時間が取れないことの怖さを身を持って実感しています。
独立できたのが唯一の救いです。
本書の内容は私も体感できているものばかりで、
・経費計上して節税できる
・事業をやった利益が自分の収入
・通勤電車のストレスがない
などメリットを感じています。
本書を通じてフリーランスとしての働き方を目指してみてはいかがでしょうか?
② 誰も言わないお金持ちの仕組み
お金持ちはなぜお金持ちなのか。
それは、資本主義の本質を受け入れて、その流れに沿った行動をとり続けているからです。
資本主義の本質とは、「この世はお金で評価される世界である」ということです。
お金で評価されるわけですから、お金持ちは資本主義の勝利者。そして人はみな、勝っている人と仕事がしたい。
なぜなら勝っている人にあやかることで、自分も勝てるチャンスが増えるからです。
そのため、資本主義の勝利者であるお金持ちの元には、人も情報もお金も集まります。
だからお金持ちはお金持ちであり続けるんです。
「世の中お金じゃない」「お金が全てじゃない」と考える人は多くいます。
もちろん考え方は人それぞれですが、お金持ちでこのような発言をする人はいません。
資本主義である以上、お金から目を背けた瞬間に貧乏への道を歩み出すことは忘れてはいけません。
若い世代の価値観が一変
リーマンショックによって、特に今の若い世代は価値観が一変しました。
平均給与は下がり、熾烈な就職活動を乗り越えて一流企業に就職しても報われない。
そもそもいい大学に入学しても優良企業に就職できるとは限らない。
閉塞感がはびこって学生たちの間には、「頑張っても報われない。なのになんで頑張るの?バカじゃない?」と、頑張る人を揶揄する風潮が出来上がりました。
この風潮こそが日本における貧乏人の数を増幅させたとりゅうけんさんは考えています。
頑張る人を揶揄するというのは、結局自分が頑張らなくていい合理的な理由が欲しいだけなのではないでしょうか。
お金持ちは、資本主義の本質を直視し、お金を稼ぐために頑張ります。
一方でお金が全てじゃないという人たちは、お金のために頑張る人たちを揶揄することで自分たちは正しいと自分に言い聞かせ、お金を稼ぐという努力から目を背けます。
資本主義の中では、お金を求めない生き方の方が実は不自然なんです。
日本はお金に対する貪欲さに欠けている?
ここで世界に目を向けてみましょう。
GAFAと呼ばれる、Google、Apple、Facebook、Amazonといった世界的大企業で働いているエンジニアは、
とても優秀でみんなお金のために働き、実際に大きな収入を得ています。
特に顕著なのがインド国籍のエンジニアです。
インドにはカースト制度があり、最下層から一発逆転するには、エンジニアになって大きな収入を得るしかありません。
彼らのモチベーションは、「エンジニアになってお金持ちになり、家族を救い出すこと」この一点です。
そのためちょっとしたことでは挫折しませんし、技術を吸収するスピードも半端ではありません。
まさにハングリー精神が旺盛です。
一方で日本人は、「お金のために頑張るのはけしからん」という謎の美学に縛られながら働いているので、どうでもいいところで悩み、挫折して、頑張りきれないところがあります。
「お金のために頑張る」素直にその考え方で仕事をすれば、全てがうまくいくはずなのに、勝手に物事を
複雑にしてしまうのが日本人の特性です。
お金持ちはなぜお金持ちなのか
冒頭にもあった「お金持ちはなぜお金持ちなのか」この理由をいくつか見ていきましょう。
1、おいしい情報はお金持ちにのみ出回る
一般に出回らないようなおいしい投資案件は、同じくらいの経済力や人脈を持っている仲間としか共有されません。
これはなぜでしょうか。
魅力的な投資案件に取り組むためには、お金や人脈が必要だったりします。
数万円、数十万円の小資本で気軽に取り組める案件などはありません。
だから貧乏人は必然的に蚊帳の外になってしまいます。
金持ちが貧乏人においしい投資案件の話をしたところでリソースが足りずに挑戦すらできないので、話すだけ時間や労力の無駄になってしまいます。
数百万から数千万の投資をその場で即決できるレベルの人にしか、リターンが見込める投資案件は回ってこないということを覚えておきましょう。
2、お金持ちはフットワークが軽い
年収が1億を超えているお金持ちに共通するのは、フットワークの軽さです。
「どうしようかな」と迷っている時間はなく、まずはやってみるというマインドで動き出しが速いというのが特徴です。
裏を返せば、「たとえ数百万くらい損したとしてもそのくらいで済むならやってみる価値はあるか。」という経済的余裕があるからフットワークが軽い。とも言えます。
挑戦できるだけのリソースがあり、フットワークも軽いから結果もついてくる。自然とお金持ちになってしまうわけです。
3、金持ちは例外なく独立している
日本はまだまだサラリーマン文化は根強いので、「独立してフリーランスになれ」と言われても心理的なハードルは高いかもしれません。
個人的能力が高い人ほど、会社組織の恩恵を受けるためにもサラリーマンという生き方を選びます。
「まだ、あの優秀な先輩には遠く及ばない」という人がいるなら、「あの人のように優秀なサラリーマンを目指そう」と考えるより、「フリーランスに転じよう」と考える方が建設的です。
フリーランスというとハードルが高いように感じるかもしれません。
「フリーランスは競争が激しく、仕事を1つ取るのも一苦労」
「継続して撮り続けるのも大変」
という誤解があります。
サラリーマンの方が競争が激しい?
両方を経験したりゅうけんさんからすれば、サラリーマンの方がよっぽど競争が激しいです。
会社の中では、個人別の様々な成績を常に比べられてしまいます。堅苦しい序列もあります。
数字に追われるという精神的なプレッシャーもありました。
フリーランスエンジニアとして独立する前は、「会社を離れてフリーランスとしての働き方を選ぶんだから、フリーランスは相当レベルの高い人たちなのだろう」とりゅうけんさんは思っていたようです。
しかし、いざ蓋を開けてみれば敵はちょろいもの。
平気で無断欠勤をしたり、音信不通になったり、納期を守らなかったりとビジネスパーソンとしてそもそも成立していないエンジニアが山ほどいたんです。
普通のことを普通にやっているだけでいつの間にかできるフリーランスエンジニアになることができてしまう。
つまり、中堅サラリーマンであれば誰でもサラリーマン時代と同じ働き方をするだけで、無双状態になれる。
こんな業界なんです。
フリーランスの大多数は、サラリーマンとして成立していなかった人が退職に追い込まれて、仕方なく
フリーランスとして働いている場合がほとんど。
ライバルがそんな状態なわけですから、サラリーマンとして頑張ってきたあなたは必然的に重宝されてしまうわけです。
上司から仕事を振られるのか。クライアントから仕事を振られるのか。大して仕事のスタイルは変わらないです。
超下位層のサラリーマンに給料を吸い取られることがなくなる分、給料が跳ね上がる。
こんな状況になります。
フリーランスに転身する際の弊害
フリーランスになろうと挑戦をしていると、必ずあなたの周りはこう言ってきます。
「フリーランスなんて何の保証もないからやめておいた方がいい」
この発言は、フリーランスになる勇気がないサラリーマンのたわごとです。
あなたが成長して遠い世界に行ってしまうのが嫌なだけです。
気にするだけ無駄なので、フリーランスとしての働き方に興味が出てきたあなたは、今すぐ本書を購入して読んでみてください。
いかがでしたでしょうか?
私自身もサラリーマンと独立してからの両方を経験していますが、気持ちはすごくよくわかります。
サラリーマン時代は周りで事業をされている方の話を聞いては、嫌悪感を抱き、心の中では否定していました。
そしてあたかもサラリーマンとして汗水垂らして頑張っている自分の方が正しいと言わんばかりに拒否していました。
いざ自分が独立して同じ立場に立ってみると、言われていた内容も理解もできたし、私自身同じようなことを言っていることにも気づきました。
そして、りゅうけんさんには足元にも及びませんが、人や情報が自然と自分に寄ってくることも少しだけ理解できました。
今ではサラリーマンに戻りたいとは思いません。独立して自分で全部決められることはストレスフリーであり楽しいからです。
③ 貯金ではなく蓄財に力を注ぐ
いきなりですが、質問です。5秒で答えてください。
「あなたがもし24歳で、月の手取りが17万円しかなかったら、あなたはどうお金を使いますか?」
5、4、3、2、1
はい、5秒経ちました。
あなたがまず考えたのは、「17万円のうち、いくら貯金に回すか?」ではないでしょうか。
17万円のうち、まずは3万円を貯金に回す。すると14万円残る。
残った14万円でどう生活をしていこうか。日本人の考え方はほぼこうなってます。
しかし、りゅうけんさんの考え方はこうです。
そもそも手取り17万円しかないなんて、人生の中でなかなかの緊急事態です。
一刻も早くこの状況を抜け出さなきゃいけない中で、貯金なんてしている場合ではありません。
貯金に回そうとしている3万円を使って、本を読んだり、セミナーに通ったり、人と会うなりして自分を変えて、もっと稼げるようにならないといけません。
貯金は単に銀行に眠らせておくだけの死に金にすぎません。
日本人がマネーリテラシーが低い理由
小さい頃から私たち日本人は、貯金や節約を口うるさく言われて育っているので、「お金をどう使って自分の価値を高めていくか」という発想で物事を考えられないんです。
お金がないときの貯金ほど意味がないものはありません。
子供の頃にもらったお年玉を両親が預かるので、お金に関する感覚を磨く機会を失い、将来的に資本主義から置き去りにされる大人を量産してしまうわけです。
これこそが日本人がマネーリテラシーが低いと言われている原因です。
子供にとってはお年玉は大金なので、お年玉を子供に全額渡して、どのように使うかを自分で考えさせるべきです。
たとえ無駄遣いに終わったとしても大丈夫。反省から学ぶことができれば、立派な勉強になります。
大人になってからの無駄遣いより、子供のうちからの無駄遣いの方が金銭的ダメージが少なく、学びも多く得られます。
逆説的な話にはなりますが、お金持ちになるためには「お金を貯める」という発想を一旦捨てることが重要です。
銀行口座にお金を預けているだけでは、限りなくゼロに近い金利でしかお金を生み出すことができません。
貯めるべきはお金ではなく「財」
財とは、知識、経験、スキル、人脈、影響力のことで、新たなお金を生み出すものすべてを財と捉えて蓄えていくことを心がけます。
するとお金を有効に使うことができます。
お金を使うとお金はなくなるわけですが、お金を使っても財は無くなりません。
3万円を知識に投資したら、3万円分の知識が頭に入ります。
そして、その3万円は3万円以上のお金を生み出す原動力になります。
しかし、だからと言って自己投資を惜しまずやろう!とお金をたくさんかければ成果を得られると幻想を抱いてはいけません。
投資した金額と得られる知識、スキルは比例しません。
大きな金額を使って学ぼうとする人は、大きく2つのタイプに分けられます。
1つは、自分が学ぶべき領域を把握してお金をかけることでその領域を学ぶことができ、確実にリターンが見込めると判断して投資する人。
もう1つは、お金さえ払ってしまえば、自分が何もしなくても向こうが手取り足とり教えてくれると考える人です。
大金を投資しても成長できない人
後者は、自分自身が成長しなくても「お金がすべて解決してくれる」と思い込んでいるので、投資額に見合うリターンは見込めません。
ゲームの主人公のように高い武器や高い防具を買って、攻撃力や防御力を高めれば簡単にレベルアップできると思ってはいけないんです。
本当に成長できる人ほど、勉強にお金が必要不可欠だとは考えていません。
特に今は無料のYouTubeからでも、500円のノートからでも自分にとって必要な情報はいくらでも取りに行けます。
本当に高いお金を払わないと得られない情報か。
自分でそれだけの情報を得ようとしたら、どれだけのコストがかかるのか。
など論理的に検討し、投資するか決めましょう。
「お金を払えばなんとかなる」と考えている人は、高額セミナーや高額コンサルの販売者にとってただのカモで終わります。
カモを相手にした商売
メジャーな副業であるせどりです。
せどりは安いところで買って、高いところで売ることで収益を得るビジネスモデル。
継続してせどりを行うには、古物商許可証を取得しておいた方が有利ですが、この事実に目をつけて「古物商許可証の取得法コンサル」なんてものを高い値段で売っている人がいます。
でもこんなノウハウは警察に行けば無料で教えてくれます。しかもコンサルよりよっぽど丁寧です。
つまり、こんなコンサルにお金を払うなんて、お金をドブに捨てるようなものです。
お金持ちになろうと考えるのであれば、お金持ちのカモになることだけは何としても避けましょう。
数千万円もコンサルティングに払ってしまい、破綻したケースもあります。
「集団訴訟プラットフォーム enjin」では、様々な被害が報告されていますので、参考にしてみてください。
また、中には「大きなお金を使って、自身を金銭的にピンチな状況に追い込むことで、稼ぐ能力が覚醒する」
という破滅的な考え方をする人がいますが、それは漫画の世界での話です。
通常時に発揮されない能力が追い込まれて覚醒するなんて一瞬だけです。
お金持ちは常に進化し続けているので、通常時の能力が凡人にとっては覚醒したような状態になっているだけです。
自分自身の能力は自分で高めることを意識しましょう。
最短最速で成長するためには
最後に最短最速で自分を高めていくポイントがいくつか紹介されていますが、その中でも特に重要だなと思ったことを3つだけご紹介します。
1、意図的なアウトプットで知識をものにする
テレビやYouTubeなどで饒舌に話す人を見て、「さすがに博学だなぁ」と感じることは誰でもあると思います。
でもそれはよく考えたら逆で、博学だから饒舌に話せるわけではなく、話す場や機会が多いから博学になる。が正しいです。
知識量が豊富な人ほど、テレビや雑誌などアウトプットの機会が豊富にあります。
専門的な知見から解説しなければいけないので、インプットも必死なわけです。
必然的にアウトプットを前提としたインプットになります。インプットの精度が嫌でも高まるわけです。
知識を本当に自分のものにするには、意図的にアウトプットの機会を作ることが大切です。
2、格上にどんどん会いにいくこと
格上に会うことで頭脳を磨くとともに、人脈を増やすことが大切です。その際に交通費や交際費は惜しんではいけません。
また、ただ単に会うだけでは意味がありません。
行動を起こして何かに挑戦して、失敗したのかそれともうまくいったのか。結果が出た状態で会うからこそ価値が生まれます。
有名人に会うような感覚でただ握手して写真撮って終わりでは非常にもったいないです。
成功している方は時間にシビアなので、迷惑をかけて終わりになってしまうのは避けましょう。
3、人脈をアップデートする
新たに勉強の時間を作りつつ、格上の人たちと会う時間を増やすには、得るものの少ない人付き合いの時間は減らしていく必要があります。
学生時代の友達との飲み会や同窓会など、過去の思い出を懐かしむためだけの付き合いは居心地はいいですが時間の無駄です。
そういった会合に参加してもあなたが会うべきバリバリ稼いでいる人はまず現れません。
そのような会合の参加者は、みんなに合わせる顔があるくらいには活躍できているけど微妙に暇な人たち。
バリバリ活躍しているような人が、誰が来るかどうかもわからない集まりにはまず参加することはありません。
成長して今までの人間関係が苦痛になるくらいがちょうどいいのです。
いかがでしたでしょうか?
やまもとりゅうけんさんの最新刊「金持ちフリーランス 貧乏サラリーマン」をご紹介しました。
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